ホーム > ひろば > CAT > 総合音楽創設期の卒業生

CAT

総合音楽創設期の卒業生

作成日:2010/11/14

毎度です、井原です。その昔、総合音楽専攻をスタートさせる時に「これからの時代は、技術職としてやっていくこともいいが、もっとトータルに音楽を考え創り出していく時代になるのでは・・・」と考え、カリキュラム構築をしたことを覚えています。確かに時代は変わり、クリエイターの許容範囲や録音スタイルやハード類、音楽の商品価値など大きく様変わりしました。
さてある日、総合音楽専攻の第一期生が目の前をウロウロとしていました。「おっっっ聡くん元気~!?」懐かしいですね~、学籍番号958007の岡村聡くんです。彼は在学中に担任の伊東先生のもと、クラスメイトと「3.6MILK」というバンドを組みます。ご存じですよね、時代のインディーズシーンに登場、一代旋風を巻き起こしSONYからメジャーデビューした、伝説のバンドです。彼らが学生だった頃は、どう表現したらいいのでしょうか・・・荒くれ者、ごんたくれ等、講義に対する耐久力ゼロ、楽器持たせたらガキ大将というわかりやすい存在でした。学園祭の時など、スタジオで演奏中にあまりの盛り上がりと勢いのため、ご本人が壁に激突、なんと人型で壁が抜けてしまうという「トムとジェリー」のような光景になってしまった時があります。もちろん私は烈火の如く怒りました。しかし、笑いすぎて怒れていなかったかも知れません・・・。彼は、現在SUNSET BUSで活動をしながら、海外レーベルとの交流も生かして自主レーベルONEBIGFAMILY RECORDで頑張っています。
以下、聡くん、井原、伊東先生の会話。
「聡、いくつになったの?」
「えっ、34才ですよ。」
「嘘っっっ・・・大きなったなぁ。」
「先生は・・・?」
「残念ながら50才・・・。」
「えっっっっ嘘~。」
「伊東先生は・・・。」
「49才・・・。」
「まだ、凄いなぁ。」
「ホント・・・。」
「しかし、あの頃は無茶苦茶してたよね。」
「凄かったなぁ。」
「総合音楽バンザイ!!」
「他の専攻は、勢いが凄くてビビッてたね、ホント。」
「やりすぎかな・・・。」
「でも伝説の第一期は凄かったよ・・・。」
「今日はありがとうね。楽しかった。」

okamurakunn

                          井原先生と岡村聡くん、撮影は伊東先生でした。